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ゴゾ・ハニー

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マルタのはちみつには古い歴史があります。

国名であるマルタ(Malta)は、ギリシャ語のMeliteからきていると言われますが、更にこのMeliteはギリシャ語ではちみつを意味するMeliからきていると言われています。
マルタのはちみつは世界一の味と言われているのには、やはり何かわけがあるようです。

【マルタのミツバチ】

島国で独自の生態系を守ってきたマルタですが、植物やミツバチも独自の種を守っています。
マルタのミツバチは、北アフリカのミツバチに近い種で、そこにイタリアのシシリアに生息する種がわずかに混じっているそうです。

マルタのミツバチは、北アフリカやシチリアのミツバチに比べて、濃い色をしていて、足が短く、羽も細く短いのが特徴です。
腹部の毛が長いのも特徴の一つですが、これれは日中40℃以上にもなる、マルタの気候に適合したものだと考えられています。

しかし近年は、残念ながらこのマルタ特有のミツバチの数が、減ってしまったようです。
1992年以降に、それまで独自の種を守っていたマルタに、外来の女王蜂が持ち込まれ、それと一緒にミツバチヘギイタダニという、ミツバチに寄生するダニが入り込み、大量発生してしまったことが原因のようです。
現在この状況は改善したのですが、当時は約4,000の蜂の巣が全滅してしまったとのことです。

【ハチミツづくり】

ところで、古くからマルタのはちみつの作り方はとてもシンプルで、木に土器の壺を吊るしておいて、そこに集まった蜜をとるという方法です。その壺もシンプルなつくりで、蜜を直射日光から守るように蓋をしておくだけの簡単なものでした。

最近ではマルタでも、1950年代にイギリスから持ち込まれた近代的な養蜂が主流になりつつありますが、今でも農家では自宅で食べるはちみつは、昔ながらの壺を使って集める方法をとっています。
この壺は、現在でも約3分の2の農家に残っているらしいです。
昔から変わることなく、マルタの人にとって、はちみつは欠かすことのできない大切なもののようです。

【蜜の種類】

マルタの素朴なはつみつ製法からも想像できると思いますが、マルタの養蜂家の方たちは、基本的にミツバチたちの自然な行動に任せて蜜を集めています。
ですから、他の国でみられるような、「アカシアのはちみつ」とか「レンゲのはちみつ」といった花の種類によって違うはちみつは、普通はありません。

ミツバチたちは、そのシーズンごとの野性の花々の蜜を集めてきます。
マルタのミツバチは通常5マイル(約8km)飛んで、約200種の花々から蜜を集めてくると言われています。

そして、この野性の花々も、マルタの特徴的な植物です。
タイム(Thyme)、キャロブ(Carob)、ルリジサ(Borage)、シロガラシ(White Mustard)、クローバー(Bitumen Clover, White Clover)、ユーカリ、地中海の柑橘類など、約1,000の野性の植物の蜜です。
これらの植物が、マルタのはちみつを特別なものにしているのです。

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原材料名:はちみつ(マルタ産)
内容量:135g
原産国名:マルタ
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
*1歳未満の乳幼児には与えないでください。

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